2025年7月10日、マツダは3代目となる新型CX-5を欧州で世界初公開しました。2026年3月5日には日本での予約受注を開始し、同年5月中旬の発売を予定しています。先代から実に8年ぶりのフルモデルチェンジとなり、ディーゼルエンジンの廃止、Google搭載インフォテインメントの採用、大幅な車体拡大など多くの変更が加えられています。
公式発表のポイント
- 世界初公開: 2025年7月10日(欧州)(出典: マツダ ニュースルーム)
- 日本予約受注開始: 2026年3月5日
- 日本発売予定: 2026年5月中旬
- 価格: 330万〜430万6,500円(S / G / L の3グレード構成)
- ボディサイズ: 全長4,690mm × 全幅1,860mm(先代比+115mm拡大)
- エンジン: e-SKYACTIV G 2.5L + Mハイブリッド(マイルドハイブリッド)
- ディーゼルエンジン(SKYACTIV-D)は廃止
- インフォテインメント: Google搭載(最大15.6インチディスプレイ)
- Googleマップ・Googleアシスタント・Google Playストア対応
- 8年ぶりのフルモデルチェンジ(先代CX-5: 2017年〜)
- 2027年にSKYACTIV-Z(ストロングHEV)追加予定
整備士・エンジニア目線の解説
今回のモデルチェンジで最も大きな転換点は、ディーゼルエンジンの廃止です。
マツダのSKYACTIV-Dは、独自の超低圧縮比設計により燃費とクリーン性能を両立した高度なエンジンでした。しかし、Euro7排出ガス規制への対応コストや電動化トレンドを受け、マツダはディーゼルの新型展開を見直しています。CX-5のディーゼルを選んでいたユーザーにとっては選択肢が狭まることになります。
代替となるe-SKYACTIV G 2.5L+Mハイブリッドは、48Vのマイルドハイブリッドシステムです。モーターがエンジンをアシストする形で、燃費と出力の向上を図る仕組みです。ただし、ストロングHEVとは異なり、EV走行はできません。整備士の観点では、48Vシステムの高電圧部品(MGU・インバーター等)は、12Vシステムと異なる安全手順が必要です。今後の整備工場での対応状況を確認しておくことをおすすめします。
全長4,690mm・全幅1,860mmへの拡大は実用面でも重要です。立体駐車場の多くは全幅1,850mm以下を利用条件としているケースがあり、1,860mmの新型CX-5は一部の機械式・自走式立体駐車場に入庫できない可能性があります。購入前に、自宅・職場・よく利用する駐車場の幅制限を必ず確認することを強くおすすめします。
2027年に追加予定のSKYACTIV-Z(ストロングHEV)については、現時点では詳細仕様が未発表です。より燃費性能・電動走行性能を重視する方は、SKYACTIV-Z搭載後に購入判断することも選択肢の一つです。
買い時・売り時への影響
先代CX-5(2代目/2017〜2024年)をお持ちの方
8年ぶりのフルモデルチェンジで新型が正式発売されると、先代の中古価格は下落傾向になります。特にディーゼルモデルは「新型での選択肢がない」という希少性から、しばらくは一定の需要が続く可能性もありますが、中古市場への流入が増えれば相場は自然と下がります。
先代CX-5を売却したい場合、2026年5月の発売直前が査定の一つのタイミングです。新型発売後は下取り車が増え始めるため、それより前の方が有利なケースが多くなります。
新型CX-5の購入を検討している方
3グレードで330万〜430万円台の価格設定は、同クラスSUVの中で比較的手が届きやすい範囲です。ただし2027年のSKYACTIV-Z追加を待つことで、より電動化が進んだグレードを選べます。急がない方は、発売後の実ユーザー評価とSKYACTIV-Z情報が出揃う2026年末〜2027年初頭に判断することも合理的です。
現在の愛車の査定タイミングも確認を
新型モデルの発売で、現行モデルの買取相場が変動することがあります。売却をご検討中の方は、早めに査定に出すのがおすすめです。