2025年10月29日、日産自動車はジャパンモビリティショー2025において、4代目となる新型エルグランドを世界初公開しました。フラッグシップミニバンとして約15年ぶりのフルモデルチェンジとなり、電動化技術と上質な室内空間を大幅に進化させた次世代モデルが、2026年夏(7月頃)の日本発売に向けて準備を進めています。

公式発表のポイント

  • ジャパンモビリティショー2025で2025年10月29日に世界初公開(出典: 日産グローバルニュースルーム)
  • 日本発売予定: 2026年夏(7月頃)
  • パワートレイン: 第3世代e-POWER搭載
    • 新開発1.5L専用発電エンジン「ZR15DDTe」を採用
    • エンジンは発電に専念し、駆動はモーターが100%担う電動車両感覚の走り
  • e-4ORCE(電動4WD)搭載: 前後モーターを統合制御し、安定した走行性能を実現
  • ProPilot 2.0搭載: 高速道路でのハンズオフ走行が可能な先進運転支援システム
  • 14.3インチ統合ディスプレイ: インフォテインメントと車両情報を一画面で管理
  • BOSE製22スピーカーシステム: 車内をコンサートホールに変えるプレミアムオーディオ
  • 64色アンビエントライト: 乗員の好みに合わせた室内雰囲気づくりが可能
  • デザインコンセプト「The private MAGLEV」: 磁気浮上式リニアをモチーフにした洗練された外観
  • 価格: 未発表(市場予想500万円以上)

整備士・エンジニア目線の解説

新開発エンジン「ZR15DDTe」の採用は、技術的に注目すべきポイントです。

従来のe-POWERは既存ガソリンエンジンを発電機として流用していましたが、第3世代では発電専用に設計された1.5L直列3気筒ターボエンジンが搭載されています。発電専用に最適化されているため、燃焼効率が大幅に改善されており、エンジンが常に最も効率の良い回転域で動作できる設計となっています。整備士の観点からは、専用設計エンジンは経年劣化のパターンが異なる場合があるため、今後の整備データ蓄積が重要です。

e-4ORCEについては、前後のモーターをミリ秒単位で統合制御する技術です。従来の機械式4WDと異なり、油圧クラッチや駆動軸を持たないため、理論上は動力伝達ロスが少なく、悪路や急制動時の安定性が向上します。ただしモーターや制御ユニットの熱管理が課題となる場面もあり、長距離・高負荷走行時の放熱設計に各メーカーが工夫を凝らしている分野でもあります。

ProPilot 2.0については、高精度地図と組み合わせたハンズオフシステムです。センサー類(カメラ・レーダー・LiDAR)の清掃や、ソフトウェアアップデートが定期メンテナンスに加わることになるため、オーナーはこの点も維持費として意識しておくことが大切です。

買い時・売り時への影響

現行3代目エルグランドをお持ちの方へ

新型の発売が2026年夏に確定したことで、現行3代目エルグランド(2010年〜)の中古車相場は今後さらに下落圧力がかかる可能性があります。特に2026年春以降は新型情報が広まるにつれて買取価格の下落が見込まれます。売却をご検討中の方は、2026年夏の発売前、できれば2026年春〜初夏のうちに査定に出すことをおすすめします。

新型の購入を検討している方へ

価格は未発表ですが、市場では500万円以上が予想されています。発売直後は納期が長くなる可能性もあるため、早めにディーラーへの問い合わせと見積もり取得を進めておくと安心です。また発売後3〜6ヶ月で実際のオーナーからの評価が出揃うため、その段階で判断するのも一つの方法です。


現在の愛車の査定タイミングも確認を

新型モデルの発売で、現行モデルの買取相場が変動することがあります。売却をご検討中の方は、早めに査定に出すのがおすすめです。

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