監修:渡邊ひろき 元自動車メーカー勤務/現トヨタ系ティア1エンジニア/1級自動車整備士資格保有者
「シエンタのスマートキーが反応しにくくなってきた」「電池切れのサインが出た」——スマートキーの電池交換はドライバー不要で5分あれば完了します。
この記事では80系(現行)と170系(2代目)それぞれの手順を解説します。
必要なもの
- ボタン電池 CR2032(100円ショップ・コンビニ・ホームセンターで購入可)
- コインや薄いカード(ケースを開けるため)
工具は不要です。
電池切れのサイン
| サイン | 状態 |
|---|---|
| スタートボタンを押しても反応しない | 電池切れの可能性が高い |
| ドアロックの反応距離が短くなった | 電池残量が少ない |
| メーター周辺に「スマートキー電池残量低下」警告 | 要交換 |
| キーを近づけると動くが離れると反応しない | 電池弱い |
電池の推奨交換時期は1〜2年が目安です。
80系シエンタ(現行・2022年〜)の電池交換手順
現行80系はスリムなカード型キーです。
手順:
- スマートキーを裏返す
- キー裏面のスライドボタンを押しながら、内蔵のメカニカルキー(物理キー)を引き出す
- メカニカルキーを抜いた穴にコイン(10円玉など)を差し込み、ケースをひねって分離する
- 古い電池(CR2032)を取り出す
- 新しいCR2032を同じ向きで入れる(「+」面が表を向くよう確認)
- ケースを元に戻し、メカニカルキーを収納する
注意点: 電池の向きを間違えると動作しません。古い電池の向きをよく確認してから交換してください。
170系シエンタ(2代目・2015〜2022年)の電池交換手順
170系は楕円形の通常タイプのスマートキーです。
手順:
- スマートキー裏面のボタンを押しながらメカニカルキーを引き出す
- キーを引き出した部分(空洞)にコインを差し込んでキーケースを開ける
- 表面(ボタン側)と裏面(電池側)のカバーを分離する
- マイナスドライバー(細いもの)または爪でCR2032を取り外す
- 新しいCR2032を「+」面を上にして挿入
- 蓋を閉じてメカニカルキーを収納
交換後に反応しない場合の対処法
電池を交換してもドアが反応しない場合:
- 電池の向きを再確認(CR2032の+面の向きが正しいか)
- 電池の接触端子を確認(端子が汚れている場合は乾いた布で拭く)
- スタートボタンにキーを近づけてみる(インテリジェントキーの応急対応。キーをスタートボタンに接触させてスタート可能)
スタートボタンにキーを当てる応急操作
万一、電池が完全に切れてドアも開かない場合の応急手順:
- メカニカルキーで運転席ドアを手動で解錠
- 乗車後、スタートボタンにスマートキーを接触(または近接)させた状態でブレーキを踏みながらスタートボタンを押す
これで多くの場合エンジンが始動(HEVはREADY)します。
まとめ
シエンタのスマートキー電池交換はCR2032を1個用意するだけで、5分以内に完了します。
電池の寿命は1〜2年が目安なので、購入から2年経過したら予防的に交換しておくと安心です。