2025年12月18日、日産自動車は現行セレナ(C28型)のマイナーチェンジを正式発表し、2026年2月12日に発売を開始しました。最大のトピックはNissanConnectインフォテインメントへの「Google」ネイティブ統合です。Googleマップ・Googleアシスタント・Google Playストアがシームレスに使えるようになり、ファミリーミニバンとしての利便性が大幅に向上しています。
公式発表のポイント
- 公式発表: 2025年12月18日 / 発売: 2026年2月12日(出典: 日産グローバルニュースルーム)
- 価格帯: 278万5,200円〜499万8,400円
- NissanConnect インフォテインメントに「Google」搭載(国内日産車初)
- Googleマップをナビとして標準利用可能
- Googleアシスタントで音声操作
- Google Playストアから追加アプリをインストール可能
- 新カスタムカー「AUTECH LINE」を新設
- 従来の「AUTECH」グレードを拡充したカスタムシリーズ
- 専用外装・内装で高級感と個性を両立
- 「セレナ マルチボックス」を新設
- 2列シート5人乗り仕様
- 3列目を取り払い大容量荷室を確保した商用・ファミリー兼用モデル
- 新色3色追加: ラインナップの選択肢が拡充
- 価格は現行比で微増: 装備充実に見合った価格改定
整備士・エンジニア目線の解説
今回のマイナーチェンジで最も技術的に注目すべき点は、Googleネイティブの車載統合です。
従来の車載インフォテインメントはメーカー独自のOSで動いており、スマートフォンとの連携には「Apple CarPlay」「Android Auto」を経由する必要がありました。今回のGoogleネイティブ統合では、クルマ自体がGoogleサービスのアカウントに直接ログインし、ナビ・音楽・アプリを利用できます。
整備士の観点からの懸念点として、ソフトウェアアップデートの管理があります。Googleのシステムが車載コンピュータと深く統合されると、OSアップデートやセキュリティパッチのタイミングが車側のファームウェアと連動する必要があります。アップデートの失敗や不具合が車両の動作に影響する可能性もゼロではないため、特に発売初期はソフトウェア品質の動向を注視することが重要です。
セレナ マルチボックスは商用登録(1ナンバーや4ナンバー)が可能な場合、税制面での優遇が受けられることがあります。法人や個人事業主で仕事に使う方には選択肢として検討する価値があります。ただし、2列シートへの変更により後部座席の居住性は乗用モデルとは大きく異なる点に注意が必要です。
AUTECH LINEについては、日産の子会社であるオーテックジャパンが担当するカスタムグレードです。純正カスタムとして信頼性は高く、保証も通常のセレナと同様に受けられます。リセールバリューの観点では、AUTECHグレードは希少性があるため、一般グレードと同程度かやや高い査定が期待できるケースもあります。
買い時・売り時への影響
現行セレナ(2022年〜、マイナーチェンジ前)をお持ちの方
マイナーチェンジ後のモデルとの差別化ポイントは主にGoogleナビの有無と新グレード構成です。今後インフォテインメントの新旧差が中古市場での評価に影響し始める可能性があります。売却を検討中の方は、2026年前半のうちに査定を受けておくことをおすすめします。マイナーチェンジ直後は旧型の相場が落ち始める前の動きになりやすい時期です。
新型セレナの購入を検討している方
2月に発売済みであり、現在は購入可能な状態です。マルチボックスは積載重視のニーズに応えるユニークなモデルですが、実際の荷室容量や使い勝手についてはディーラーで実車確認を強くおすすめします。Google統合の使い勝手は、実際にオーナーとなった方の使用レポートが増えてくる2026年後半以降に参考情報が出揃ってきます。
現在の愛車の査定タイミングも確認を
新型モデルの発売で、現行モデルの買取相場が変動することがあります。売却をご検討中の方は、早めに査定に出すのがおすすめです。